イラストレーターで図形を描こう!
イラストレーターには、図形を描くツールが用意されています。
イラレで、円や正方形・多角形など、簡単な図形を描ける「図形ツール」を使うことで、素早く効率的に描くことができます。
図形を描けるツールを知っておく
Illustratorで図形を描くツールは、「長方形ツール」や 「楕円形ツール」などの図形ツールにまとまって格納されています。
それらの「図形ツール」アイコンを「長押し」すると、格納されているツールが表示されるので目的のツールを選択することができます。
「長方形ツール」と「楕円形ツール」
まず、「長方形ツール」と「楕円形ツール」ですが、この2つの描画方法は共通していますので、使い方は同じです。
「長方形」と「楕円形」の基本的な描き方
ツールを選択して、アートボード上で斜めにドラッグすることで、長方形や楕円形を描くことができます。
「長方形」と「楕円形」を中心点から描く方法
「長方形」や「楕円形」を中心点から描く方法もあります。
Mac:「option」キーを押しながら「ドラッグ」
Windows:「Alt」キーを押しながら「ドラッグ」
この機能は、ドラッグの開始点が図形の中心点となります。
つまり、ドラッグの開始点から終点までの倍の大きさの図形を描画するということです。
図形を描くときに、中心点が決まっている場合や、大きな図形を描く場合に便利な機能です。
「正方形」や「「正円」を描く方法
「長方形ツール」と「楕円形ツール」で、長方形や正円を描くこともできます。
Mac:「shift」キーを押しながら「ドラッグ」
Windows:「shift」キーを押しながら「ドラッグ」
「多角形ツール」と「スターツール」
続いて、「多角形ツール」と「スターツール」ですが、この2つの描画方法も共通しており、頂点の数を自由に変更させて図形を描くことができます。
「多角形ツール」と「スターツール」の描き方
「多角形ツール」と「スターツール」で図形を描く方法も、ドラッグすれば描画できます。
ただ、「長方形」や「楕円形」と違うのはドラッグの開始点が中心点となることです。
では、次は頂点の数を変更する方法を見て行きましょう。
「多角形ツール」と「スターツール」で頂点の数を変更する方法
頂点の数を変更させて描く方法は2つあります。
01.「多角形ツール」または「スターツール」を選択したら、アートボード上でドラッグ中に「↑or↓(矢印)」キーで頂点の数を増減させることができます。
- 「↑(矢印)」で頂点を増やす。
- 「↓(矢印)」で頂点を減らす。
02.「多角形ツール」または「スターツール」を選択し、アートボード上でクリックすると「多角形ダイアログボックス」または「スターダイアログボックス」が開くので、数値を増減すれば頂点の数が変更できます。
ONE POINT
「多角形ツール」や「スターツール」では、角度を固定して描く方法もあります。
Mac:「shift」を押しながらドラッグ | Windows:「shift」を押しながらドラッグ
また、「スターツール」においては、少し特殊な操作方法があります。
それについては、こちらで詳しく解説していますのでご参照ください。
「角丸長方形ツール」
この「角丸長方形ツール」は名前の通り、角を丸くした長方形が描けます。
描画方法については、「長方形ツール」と同じです。
なので、ここでは角の丸みを変更する方法を解説します。
角の丸みを変更する方法
角の丸みを変更する方法は2つあります。
01.「角丸長方形ツール」を選択し、アートボード上でドラッグ中に「↑or↓(矢印)」キーで角丸の丸みを調整することができます。
- 「↑(矢印)」で角を滑らかにする。(角丸の半径の数値が大きくなる)
- 「↓(矢印)」で角を鋭くする。(角丸の半径の数値が小さくなる)
02.「角丸長方形ツール」を選択し、アートボード上でクリックすると「角丸長方形ダイアログボックス」が開くので、「角丸の半径」に指定の数値を入力すれば、角の丸みを変更することができます。
ONE POINT
もし、よく使う(お気に入りの数値)の角丸があるのであれば、Illustratorの「環境設定」の「角丸の半径」に指定の数値を入力しておくことをおすすめします。
ここを設定しておけば、「角丸長方形ツール」のデフォルト(初期設定)がその数値となるので、ドラッグするだけでその数値の角丸が描けます。
最後に
イラストレーターでは、簡単に図形を描画できることがお分かりいただけたかと思います。
イラレを扱う上で、これらの「図形描画ツール」は基本的な必須ツールとなります。
- 「長方形ツール」
- 「角丸長方形ツール」
- 「楕円形ツール」
- 「多角形ツール」
- 「スターツール」
これらの「図形ツール」の使い分けができるように、機能や使い方をしっかりと覚えておきましょう。